体にいいとされている蜂蜜
近年は、スーパーやコンビニで手軽に購入することができ、料理や飲料の材料として使われる機会が多い食材となっています。
しかし、蜂蜜はほんとに健康にいい食品なの?
食べすぎは問題!?
そんな疑問を持っている方に、蜂蜜の成分から実際に健康食品なのかをご紹介させていただきます。
蜂蜜とは?

そもそも蜂蜜とはなに??
蜂蜜とは、文字通り「蜂の蜜」です。
また、蜂蜜を作れるのはミツバチのみです。
スズメバチなど多くの蜂が存在していますが、その多くが肉食であります。
ミツバチは、花から蜜を採取し体内に貯めた状態で巣にもって帰ります。
花の種類によって、味や効果効能が変わります。
蜂蜜の種類
ハチミツの種類は大きく分けて2つです。
①加工されていない純粋蜂蜜
②加工されている精製ハチミツ・加糖蜂蜜
①純粋蜂蜜は、加工されていないミツバチが採取してきた蜂蜜そのものを言います。
②精製蜂蜜は、純粋蜂蜜から色や香りを除いた蜂蜜であり、加熱処理をしてしまうため 本来の蜂蜜の栄養素は期待できません。
60℃以上の加熱処理は栄養素を壊してしまう場合があるので
②加糖蜂蜜は、純粋蜂蜜に水飴や人工加糖を加えられた蜂蜜を指します。
主に甘さを出すためを目的とした食材で香りづけのための蜂蜜
こちらも本来の蜂蜜の栄養素は期待できません。
結論:蜂蜜で健康を意識するなら純粋蜂蜜!!!
蜂蜜の効果効能

蜂蜜の美容効果
蜂蜜は、医薬品に指定されています。
成分内容では
- 10種類のビタミン
- 27種のミネラル
- 22種のアミノ酸
- 80種の酵素
- ポリフェノール
これだけでも、栄養価が高いことがわかり完全栄養食とも言えます。
医薬品に指定されていてもおかしくはないほどの栄養素ですね。
そんな中で、美容はどうなの?と思う方もいるでしょう。
もちろん美肌・美容には最適なのは間違いないです。
世界三大美女の古代エジプト クレオパトラも美容に蜂蜜を使っていたといわれています。
成分からも豊富に含まれているビタミンB群によって傷んだ肌を改善する効果があります。
ほかのビタミンも抗酸化作用があるためアンチエイジング効果がきたいできます。
よって蜂蜜は、美容・美肌に効果があるといってもいいでしょう。
蜂蜜の健康効果
上記にも説明しましたが、蜂蜜には多くの栄養素が含まれています。
その数は150種類にもなります。
そんな蜂蜜は日常で健康に過ごすのに嬉しい効果も期待できます。
免疫UP・生活習慣病の予防・抗酸化作用などが期待できます。
特に嬉しいのが免疫UPに繋がる腸内環境を整える効果でしょう。
最近の研究で、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やす効果があるという結果がでました。
蜂蜜に含まれるグルコン酸(いわゆるハチミツ酸)がビフィズス菌に届くと善玉菌であるビフィズス菌が増殖する
そのため、腸の活動が活発になり消化吸収を手助けします。
また、蜂蜜には多くの酵素が含まれており、注目するのが天然酵素であるアミラーゼ、カタラーゼ、ホスファターゼ、マルターゼでしょう。
これらの天然酵素は消化力・免疫力UPの効果があります。
消化吸収を手助けし、基礎代謝も上げることによってダイエットにも期待できる効果があります。
結論:蜂蜜には健康を手助けする完全栄養食品である!!!
蜂蜜の注意点!

完全栄養食品の蜂蜜にも注意点があります。
過剰摂取には注意
どんなに栄養価が完璧な食材であっても過剰に摂取するのは体に良くないです。
純粋蜂蜜の糖類は、単糖類に分類されます。
単糖類とは、消化する段階でそれ以上分解する必要がない糖類であり消化吸収の負担が少ないのが特徴です。
そのため、負担が少なく吸収でき即座にエネルギーに変換できることから疲労回復効果が期待できます。
代表例で部活でよく食べられている蜂蜜レモンはまさにそうです。
しかし、過剰摂取してしまうとそれが仇になってしまします。
必要以上に取り入れてしまうと、身体に蓄積され中性脂肪になってしまいます。
参考までに生はちみつ100gあたりのカロリーは約300Kcalもあります。
どんな食材でも適量で食べることが大事です。
1歳児未満の子供には注意
よく小説やドラマにも出てくることですが、1歳児未満の子供に蜂蜜を与えるのはかなり危険なことです。命に係わる危険性があるので注意です。
なぜ注意が必要なのかというと、乳児ボツリヌス症の危険性が高いからです。
乳児ボツリヌス症は、ボツリヌス菌が発症の原因とされており神経伝達障害、四肢の脱力、嚥下障害、呼吸麻痺、複視などの症状が現れ、重篤な症例では死亡することさえもあります。
2016年までに蜂蜜が原因とされる事例が13例確認されています。
ボツリヌス菌は、大人であれば腸内環境が整っているために腸内細菌の増殖に負けてボツリヌス菌が増殖することはないが、乳児は腸内環境が整っていないためボツリヌス菌が増える恐れがあります。
またボツリヌス菌は川・海・土壌に広く分布しており乾燥や熱に強いです。
100℃で数分加熱した場合でも生き残った事例があるため、加熱処理の効果はかなり低いので注意です。
乳児が純粋蜂蜜を摂取したら100%乳児ボツリヌス症を発症するわけではないです。
ですが、危険性はりますので乳幼児の蜂蜜摂取は控えたほうが安全です。