牛の歴史について~その起源は?

皆さんお久しぶりです。

ヴェルです。

このGW中は散歩か家でゴロゴロとしていただけで、ブログの更新は全くしませんでした。

どうもすいません。

今回も短い内容になってしまいますが、家畜シリーズの牛の起源についてです。

食卓に並んでいる食肉では豚肉鶏肉に続いて多い牛肉ですが、歴史で確認される中で
一番早い時期に家畜化されたのではと言われています。

世界でみた牛の歴史をご紹介させていただきます。




牛の歴史~壁画

Klaus HausmannによるPixabayからの画像

牛の歴史を語るのに、教科書などで一度は目にしたことがある「ラスコー洞窟」について注目することが最初の一歩でしょう。


「ラスコー洞窟」の壁画は、人間が野生の牛と共存している風景が描かれており、
紀元前1万5500年前後に描かれたとされています。

「ラスコー洞窟」はフランスのヴェゼール渓谷に位置する洞窟です。
1940年に地元の少年によって発見されました。
現在、洞窟の立ち入りは禁止されているが、付近に高い再現度の壁画が展示されております。
1979年に世界遺産登録されています。


また、紀元前18000年~10000年頃に描かれたとされている「アルタミラ洞窟」も有名です。


この壁画では、黒と赤を主とした彩色で構成されており、牛・猪・馬が描かれています。
家畜化の起源ではないにしろ、紀元前18000年~10000年頃には牛が存在していた証拠となっています。

「アルタミラ洞窟」はスペイン北部カスティリアラビエハ地方に位置する洞窟です。
1879年この地の領主である侯爵の娘によって偶然発見された。
状態がかなり良い壁画だったが、現在は外気などの劣化により洞窟は立ち入り禁止となっている。
付近にレプリカがあり見学することが可能です。
1985年に世界遺産登録されています。



上記のように、紀元前18000年~10000年の間には、家畜化はされていない野生の牛
と人間が共存していることが確認されています。


牛の家畜化

牛の家畜化が進んだのは、紀元前8000年ごろと言われているのが一番有力な説です。

場所は、インド・西アジアが起源とされているが、アフリカでも同時期に家畜化が進んだとされています。

牛の原牛は、野生の牛(オーロック)とされていますが、絶滅しています。

オーロックスは人間が近づいても威嚇せず気性が穏やかだったため、農耕の手伝い・ミルクから始まり、子牛を捕獲して牛を生産していった中で家畜化が進んでいった。


牛の歴史~日本編

日本に牛が入ってきたのは、縄文時代~古墳時代(3~7世紀)とされています。

この時代の遺跡からは、牛の骨が発見されている。

現在の日本で飼育されている牛は、明治時代外国から輸入した牛と在来種の牛を交雑した雑種が主になっています。

日本産の牛も登録されており、黒毛和種・褐色和種・無角和種・日本短角種の4種類が登録されている。

しかし、少なからず西洋種の交配・影響がある。


そんな中で、西洋種との交配を禁止されている昔ながらの牛の姿を残している牛も存在している。


それが、見島牛です。

山口県三見島にいる和牛で、西洋種との交配を禁じられています。

体格は他の牛より小さく、黒毛短角の牛で品種改良はあまり進んでいないとされている。

かなり少ない量だが、幻の牛肉として流通しているそうです。



最後に….

いかがだったでしょうか?

牛の家畜化は、他の動物より早い時期に進んだとされています。

ただ、家畜化で一番にされたのは犬とされており、私は初めて知ったときは驚きを隠せませんでした。

家畜化って肉を食べるため!というイメージが強いんですが、最初のころは肉より農耕や狩猟などの様々な役用として使われていました。

今、私たちが食べていけてるのは家畜化された動物たちの大事な命を頂けているからです。

食前には感謝の言葉で「いただきます」と唱えましょう。

ではでは、お疲れ様です。

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