豚について。歴史・種類・飼い方~

どうも、おはようございます。
ヴェルでございます。
先日、アップさせていただきました、畜産物シリーズ?の豚編です。

詳細は⇒ニワトリについてをご参照ください

世の中には、牛肉・鶏肉・馬肉・鴨肉・猪肉などなど多くの種類の肉があります。

その中で、牛肉よりも脂が少なく、日本人に好まれる肉の甘みがある豚肉
豚についてご紹介させていただきます!

豚の歴史

豚の家畜化は元はイノシシであるのは知られています。
しかし、イノシシから豚へと家畜化が進んだのがいつなのかは、正確にはわかっていません。
紀元前6000年前から紀元前2000年前までの様々な地域で家畜化が進んだとされています。

中国では新石器時代の豚の骨が見つかっており、今後も発掘調査が進むとさらに古い年代のものが見つかる可能性がある。

参照:https://jppa.biz/story/history/

日本では、ニワトリとほぼ同時期の弥生時代から食べられています。
しかし、当時の豚肉はイノシシに近く肉の臭みは強かったそうです。
また、仏教の伝来後、肉食を良しとしないこともあり、さほど豚を家畜として飼育されることはなかったそうです。
現在の養豚は、江戸・明治時代からであり、欧米種の豚が多く導入されたようです。


豚の種類

現在、日本で飼養されている純粋品種は、大ヨークシャー(W)・デュロック(D)・
ランドレース(L)・バークシャー(H)・ハンプシャー(B)・中ヨークシャー
がほとんどです。

皆さんがいつも食べています豚肉は、純粋品種を掛け合わせてた豚(雑種)です。
俗にいう三元豚は、3品種を掛け合わせた豚肉のことを指します。

大ヨークシャー

大ヨークシャーはイギリスのヨークシャー・サフォーク地方を原産とする雌系の品種です。

産子数が多く繁殖能力に優れていることから、ランドレースとともに、雌系品種ととして多く使われている。

 

ランドレース

デンマークの在来種にヨークシャー種を交配し,改良してつくられた白い豚。世界中で広く飼養されている。
産子数が多い、繁殖能力に優れている・育成率が高いことがこの品種の特徴です。

雌系に使われる理由として、足腰が強く性質が穏やか・哺育性・産子数が多いためです。
雌系として求められているのは、体が丈夫で多く産むことです。

日本の養豚でもっとも使われている雌系の品種です。

デュロック

アメリカニューヨーク州のデュロックと称する赤色豚とニュージャージー州のジャージーレッドとが交配されて成立したもので、従来、デュロックジャージー種と呼ばれていたが、現在では、単にデュロック種と呼ばれている。

https://matome.naver.jp/odai/2137084280079558201

デュロックの原産地が覚えていなかったので、引用させていただきました。

他の豚とは違い、毛色が赤茶から濃茶色です。
特徴として、産子数はほかの品種に比べ少ないです。しかし、肉質がよく産肉性にも優れているため、三元交配の1種によく使われます。


バークシャー

原産地はイギリスです。
九州でよく知られている「黒豚」とは、この品種の豚のことです。
鼻先と四肢の先・尾の先が白く、他は黒い毛でおおわれています。 

その姿から「黒六百」とも呼ばれています。

特徴は、飼養期間が長く産子数も少ないため三元豚などの雑種豚に使われることは少なく、飼養数は少ない傾向です。

しかし、肉質は非常によくおいしいため九州地方を中心に飼養されています。



ハンプシャー

原産地はアメリカ。
この品種の毛皮もかなり特徴的です。
前足から胴体にかけて、白いラインが1本入っており、それ以外は黒色の毛皮です。

ハンプシャーは、産子数はやや少ないが、育成率・繁殖能力は優れていますが、現在日本で飼養されている数は少ないです。

ランドレース・大ヨークシャーがメジャーになったために少なくなったと思われます。


中ヨークシャー

大ヨークシャーと同じくイギリスが原産地です。

昭和時代は日本で一番使われた品種であったが、今ではその姿はあまり見なくなった品種です。

肉質は良いため高級豚肉として売られている。




 

養豚場での飼育方法

ここでは、簡単に説明させていただきます。(時間ができた場合、詳しい内容を公開したいと考えています。)

養豚場では、豚の飼育日数によって飼育場所(豚舎)を変えていく方針をとっています。

主に、繁殖舎・分娩舎・育成舎・肥育舎に分けます。(農場によって違いはあります。)

繁殖舎では、妊娠期間中の豚、分娩舎では出産した母豚と子豚、育成舎では離乳させた子豚、肥育舎では豚肉になるまでの豚を飼うところです。

それぞれストールと呼ばれるところに、1匹または複数の豚を入れ飼育しています。



最後に…

いかがだったでしょうか?

今回は、豚の歴史及び日本で使われている豚の品種を簡単ですが、ご紹介させていただきました。

よくアニメなんかで出てくる、耳が垂れ・胴長・ピンク色の豚はランドレース種の特徴と一致しています。

なので、豚といったら日本ではランドレースでしょう。私自身一番かわいいと思う品種です。
温厚で、人に懐くと思ういます。私視点でのはなしです。

ではでは、ここまでありがとうございました。お疲れ様です。

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