日本の中心地とも言われている名古屋では、「名古屋めし」と呼ばれるB級グルメが発展しています。
特徴として、既存のメニューをアレンジした料理が多く、味付けが濃く癖がある点があげられます。
全国で知られているのは
- 豆味噌を基本とした 味噌煮込みうどん
- 鶏肉料理の代表 手羽先
- イタリア料理のアレンジ 鉄板ナポリタン・あんかけパスタ
- 名古屋と言ったら喫茶店 小倉トースト
- 意外と知られていない??アジア料理 台湾ラーメン
今回は、豆味噌を基本とした料理の味噌煮込みうどんについてご紹介いたします。

名古屋めし【味噌煮込みうどん】
「味噌煮込みうどん」は、味噌で仕立てた汁でうどんを煮込んだ料理。一人鍋から複数人で食べれる大きさの土鍋を用いて煮込む。主な材料は、豚肉・ネギ・カマボコ・えのき・卵・うどん です。
愛知県を中心とした東海地方で、生産されている豆味噌を用いているのが特徴。近年では名古屋めしのひとつとして知られていますが、名古屋めしと知られる以前から既にあったものです。
名古屋では、味噌煮込みうどんの他に味噌カツが有名で、味の濃い料理を好む地域ではあります。
また、この地域で「味噌煮込み」といったら「味噌煮込みうどん」を指すことが多い。
【味噌煮込みうどん】の特徴
八丁味噌
味噌煮込みうどんの特徴と言ったら、豆味噌(八丁味噌)と鰹だしをベースとした煮汁です。
一般的に使用される麦味噌米味噌に比べ、煮立たせた時に風味が落ちるのが少なく、苦みが強いと感じる方もいるかもしれませんが、かなり奥深い味わいになります。
出汁と味噌の配合は店・家庭によって違います。
塩を使っていない麺
味噌煮込みうどんに使われるうどんは、塩を加えない小麦粉と水だけで作られる麺を使用します。
それによって、茹でたとしてもコシが強いままで硬い状態のままになります。
ただ、生煮え・芯が残っていると思う方も多いため、家庭では普通の麺を使うこともあります。
アツアツの土鍋
味噌煮込みうどんは、厚さのある土鍋に入れられグツグツと煮立った状態で提供されます。
八丁味噌をベースとした汁は粘度があり、焦げやすいのですが均等に熱が入る土鍋の場合焦げにくい
特徴があります。また、長時間温度を保つ保温作用もあります。
家庭では、一人一つ自分用の【味噌煮込みうどん】用土鍋があったりなかったり。
【味噌煮込みうどん】の歴史・起源
名古屋めしの一つとして有名になった【味噌煮込みうどん】ですが、その起源は山形県の郷土料理
【ほうとう】ではないかと言われています。
戦国時代、武田軍の陣中食として有名なほうとうが、武田家滅亡後、徳川家に召し使える際に、
武田家の遺臣らが徳川家にほうとうを伝えられ、三河地方・尾張地方に広がり味噌煮込みうどんが
生まれたとされる説が一番有力な説と言われています。
【味噌煮込みうどん】のレシピ・材料・作り方
今回ご紹介するのは、あくまで自分で作って食べているレシピです。
一般的なレシピと違う点がありますが気にしないでください。
味噌煮込みうどん1人前材料
- ・うどん 1人前
- ・ネギ 適量
- ・かまぼこ 適量
- ・豚バラ肉 2枚
- ・えのき 適量
- ・鰹出汁 400cc
- ・赤味噌(八丁味噌) 大匙1と1/2
- ・酒 大匙1
- ・みりん 大匙1
・たまご 1個
・土鍋 1人前
作り方1
材料を切る。かまぼこは5mm幅で2~4切れ。ねぎは斜め切り。豚バラ肉は食べやすい大きさに切る。
作り方2
出汁パックなどで作った鰹出汁を土鍋に入れ加熱する。この際に完全に沸騰しないように注意。
加熱後、赤味噌・酒・みりんを入れる。味見して味を調整する。
作り方3
あらかじめ固めに茹でたうどんを土鍋入れ茹でる。
一緒にネギ・かまぼこ・えのき・豚バラ肉を入れて煮込む。
作り方4
食べる直前に中央に卵を乗せて出来上がり!
食後、残った汁にご飯を投入して食べるのも絶品です!(カロリーは考えない)
ぜひぜひ、皆さん家庭で一度作ってみてください。
冬の寒い時期に食べる味噌煮込みうどんはたまらないです!!
愛知の【味噌煮込みうどん】老舗店 山本屋本店
創業が明治40年となる山本屋本店は煮込みうどんをメインとしたメニューで地元に愛されている飲食店です。出汁は鰹出汁で、熟練した職人に鰹節を作って頂いてる。
また、使用している味噌は山本屋本店専用に作られており、3年は熟成されているそうです。
様々なメニューがありますが、私が好きなのは天ぷら入り味噌煮込みうどんです。
通販サイトでも販売していますので、一度は買ってみてはいかがですか??
山本屋本店ホームページ:https://yamamotoyahonten.co.jp/
山本屋本店通販サイト:http://nikomi758.shop35.makeshop.jp/
いかがでしたか?
少しでも味噌煮込みうどんの魅力について共感できていたら幸いです。
では、また次回。